■トヨタ「ランドクルーザー300」に一部改良のウワサが…果たして
2024年5月現在、いまだに長納期状態が続いているトヨタ「ランドクルーザー300(以下300系)」。
デビューから3年目を迎える今年、一部の仕様を変更するという噂が巷に流れています。果たして本当なのでしょうか。
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300系は2021年6月に登場し、デビュー直後から注文が殺到。
1か月も経たないうちに生産キャパシティを大幅に超えて、受注がストップされるという状態になりました。
最終発注した人の車両は納車が4年後の2025年予定(当時)となっていましたが、豊田自動織機問題の影響から300系の生産が中止。
最近生産が再開されたようですが、その後の納期の見通しは立っていない状態といいます。
ちなみに噂によれば、変更ポイントは3つ。
まず現行型のオプティトロンメーターを、「ランドクルーザー250」に採用されている12.3インチデジタルメーターに変更。
さらに、インフォテインメントシステムの最新コネクティッドナビへの対応、安全システムのアップデートが挙げられています。
内容的には順当なもののように思えますが、問題はその時期です。
前述のように、従来の受注の納車が遅れていることで契約再開ができないという状態にある以上、メーカーとしてもマイナーチェンジを発表するのが難しいでしょう。
トヨタ販売店によれば、少なくとも現状では顧客に納車時期をつまびらかにしていないということでしたので、2024年内に“2型”の発表をすることはなさそうです。
さらに他のトヨタ販売店の営業スタッフからは、こんな言葉も。
「仮に受注再開がされたとしても、現在各店舗との取引があるお客様ではないと注文いただけなくなっております。
これは、70系や250系も同じです。理由としては、300系の納車後に転売するお客様が多かったからだと聞いています。
初めてのお客様が注文できる方法としては、KINTOの利用となります」
超人気車種だけに購入に関する制約が多くなっているようですが、もはや“雲上のクルマ”のとなりつつあるランドクルーザー。
70系と250系については、受注再開がされるのは早くて3年後と言われており、もはやお金があっても買えるクルマでなくなっています。
ちなみに他のトヨタSUVはとりあえず契約可能な状態に戻っており、「ライズ」はガソリン車であれば7月中納車、最も納期が長い「ヤリスクロス」も11月中納車となっています。
他のモデルも、8月から9月中に納車が可能ということで、概ね“平常運転”のようです(首都圏のトヨタ販売店調べ)。
2025年あたりにはミニランクルこと「ランドクルーザーFJ」登場の噂もあります。
こちらも車格・価格帯を考えると大ヒットしそうな匂いがプンプン。生産体制にもよりますが、デビュー直後から数年待ちということもありそうです。
かつてのようにランクルがいつでも買えるようになるのはいつのことか。ファンの歯がゆさは当分続きそうです。
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